コシアカツバメの雛が巣の外を窺っていた!
(2017年のコシアカツバメ子育ての続きです)
8月16日、観察用に動画を初めて撮りました。残念ながら、このブログで紹介できませんが、幾つかの場面をご覧いただけるように拾い出しました。
じつは、この動画を見返して気がついたのが、今回のブログの内容です。3分間余の動画から、拾い出したものです。動画撮影時には気がつかなかったのですが、【写真1~19】にはコシアカツバメの雛が写っています。びっくりしました!巣の出入り口に居るのが雛です。雛が巣の出入り口から親鳥の帰りを待ちつつ、外の様子を窺っています。
動画を撮ろうと思った目的は、親鳥がどの方向から巣へ戻り、また巣からどの方向へ飛び出して行くのかを、目視だけでは追いつかないため、それを補うためでした。しかし、ある程度は補えたのですが、結果的に撮影範囲が狭かったため、親鳥の正確な飛行経路を掴むのは無理でした。 親鳥は巣へ戻って来る時に一回で巣に戻らず、ピロティを旋回してから巣に近づいたり、巣の出入り口に一旦来たと思いきやすぐに飛び去り、再度やって来て巣に入るなど、一見、変則的に巣に入っていったりするのです。ですから、もっと撮影の視野を広くしたり、こまめにメモあるいは実況音声を記録しないと、飛行経路を把握するのは難しいことが分かりました。 そのような親鳥の変則的に見える飛行経路は、そこに私が居たからなのかどうかという点も、新たな課題となりました。
掲載写真に音声の補足をしておきますと、撮り始めてから約65秒間、コシアカツバメの雛のものと思われる鳴き声が聴かれます。背景にはアブラゼミが猛烈に鳴いています。80秒程経過したところから、ハシブトガラスの鳴き声が明らかに聴こえてきます。約120秒後、ハシブトガラスの鳴き声は最も大きく聴こえ、近くを通り過ぎたことが分かります。写真中の説明にある方向の記載は、雛から見てどの方向かを表しています。
追記:今シーズン(2018年)になる前に、コシアカツバメもツバメに関しても、昨年(2017年)の事柄は何とかまとめておこうと思っていたのですが、実行できませんでした。おそらく、昨年の話が一息つくまで今年の分に手を付けずにいると、今年の新鮮味が無くなってしまうと思われましたので、同時並行的に綴っていくことにしました。話が混線しないように、冒頭に2017年あるいは2018年と入れていくなどして、せっかくお読みいただいている方々には辿りやすくしていきたいと思います。