コシアカツバメ二度目の子育て
今シーズン使われるのが二度目のこの巣が、何年前に掛けられ、観察するようになる前、どのように使われてきたのかは残念ながら分かりません。
少なくとも、昨年中に子育てが見られたのは一度であり、それ以前については、子育てが年間に二度以上行われてきた年があったのかは把握していません(個人的には、そういうことに頭が働いていなかったり、関心が向いていなかったんです)。
今年は、二度目の子育てが見られるかもしれない、それが、自分が関わる中では初めてのことですので、だんだん興味が大きくなってきたのです。
一つのシーズンに子育てが何度行われるのか、それがどれくらいの頻度なのかは、調べ不足のため比較できませんが、それは少々おき、まずは自分なりの観察が続けられるかに重きを置いていきたいと思っています。
個体識別ができているわけではありませんから、今回、巣を利用しているコシアカツバメの素性は分からないのですが、6月19日頃にその同じ巣で巣立ちまでを終えたのと同じ番(つがい)なのか、別の番なのか、あるいは雌雄のどちらか1羽は同じでもう1羽は新しい顔なのか、それとも巣立った子どもの1羽が相手を見つけてやって来たのかなど、考えてみると、子育てを一旦終えたのと同じ番である可能性が高いのかなという気はします(あくまで、そんな気がするだけです)。
ですから、正確には、コシアカツバメによる同じ巣での今年二度目の子育てが行われる、ということでしょうか。
途中で巣から居なくなったりしないか、いつもちょっと、はらはらしています。写真1~3は、居ることを確認しているようなものですね。
(写真1 7月10日)
(写真2 7月11日)
(写真3 7月13日)
そして、ついに雛の糞と思われるものが確認できました。7月26日です。巣の真下のコンクリート床の部分です(写真4)。これで、二度目の子育てまで繋がりました。その日の親鳥の動きは、特に印象的でした(写真5)。それはそれで、別にまとめてみたいと思います。
(写真4 7月26日)
(写真5 7月26日)