巣が……
5月12日、仕事で校内の植栽等を見て回る途中、ツバメの巣のあるピロティに行きました。ツバメの姿は確認できませんでしたが、巣に異変はありませんでした。それが12日の17時近くです。
14日、一週間前に笹刈りの手伝いをしてくれた卒業生がこの日も来てくれました。
笹刈りの作業に入る前に、ツバメの巣を見ることに。行ってみて、びっくり。
「えっ? あれ? ない!」
5日にツバメの居た巣が、左右のふちを残して消えていたのです(写真1,2)。
(写真1:14日14時40分)
(写真2:14日14時40分)
異変のなかった12日17時頃から2日足らず。泥巣の残骸は見当たりません。コンクリート張りの床はきれいに掃除されたようです(写真3)。
(写真3)
カラスの仕業……。襲われたとして、夜間は考えられないので、13日の明るくなってから暗くなるまでの間か、14日の空が白んでから昼過ぎくらいまでの間でしょうか。13日は日中、本降りの雨でした。14日は晴れていました。
状況を把握するため、15日の月曜から聞き取りをしました。
巣が壊されているので、その残骸がピロティのコンクリート床に落ちて散乱していたとしてもいいはずだからです。
14日午前中、10時前後に野球部のマネージャーらが床一面、掃除をしたことが分かりました。直接その巣が落ちていたであろう箇所の掃除を担当した生徒に、話を聞いてみたいと思ったのですが、すでに下校していたので、改めて話を聞くことにしました。
その後、15日17時半近く、ピロティの上、体育館の脇から、墨色の雲が流れていく(写真4,5,6)のを見たりしていました。するとツバメが2羽、飛来しているのが目に入り、姿を追っていると、何とピロティに出入りしているではありませんか。
(写真4:西側の森北端方向から流れて来る)
(写真5:学校から北の方角)
(写真6:東側の森北端方向)
巣を壊された番(つがい)でしょうか。子育てに希望が持てるかもしれません。
さて翌日、改めてその巣が落ちていたであろう箇所の掃除を担当した生徒からも、話を現場で聞くことができました。
ピロティのコンクリート床に泥巣の残骸や卵の殻、羽など何か落ちていなかった? 何か、気がついたことはなかった?
砂や土埃はあったけれど、特に土の塊のようなものはなかった、といいます。
13日は雨模様で、野球部員はピロティで素振りや腹筋等をしていたとのこと。コンクリート床を掃除したのは、14日の午前10時前後。
襲われたとすれば、生徒のいない13日の早朝あるいは夕方、14日の早朝あたりでしょうか。
生徒たちにはこれから何か気づいたことがあったら教えてほしいと伝え、協力を願ったのです。
さて今後、カラス対策をどうするか、です。