ツバメ、第二次子育ての失敗
7月28日、巣を見てまたびっくり。
俄かには信じがたい、巣の状態でした。せっかくの改装が、数日のうちに裸にされたようです(写真1)。 (写真1)
足元周辺に注意を払うと、その材料として使われていたそれらしきものが見つかりました(写真2)。 (写真2)
何が起こったのか――。
場所は体育館のピロティ、三方向に吹き抜けている空間のほぼ一番奥に作られた巣です。
人の手の届く高さではありませんし、いたずらをされたとは思えません。ツバメの行なった作業に、自然に落下するような手抜かりがあったとは考えにくいですし……。
強い風が入り込み、吹き上げて飛ばしたとも思えません。
天敵の仕業とすると、、、
写真3をご覧になってください。黄色い丸印の中に、該当する巣があります(10月19日撮影)。 (写真3)
壁伝いに辿り着けるでしょうか。
前回までの写真には、ツバメが止まっているワイヤーロープや配管が写っています。これらを利用して巣に近寄れるかどうか――。
まずネコは敷地内で見たことがありません。仮に壁を登ったとしても巣には行けません。水平方向に移動した途端に落下します。
ヘビはたまに目撃されていますが同じく、仮に壁を登ったとしても巣には行けません。水平に移動できる距離ではないでしょう。
スズメがツバメを巣から追い出すことがあるそうですが、ピロティよりも巣をつくりやすい隙間が2階部分にあり、実際にそこでスズメは子育てをしていますから、これも考えにくいです。
残るはカラスでしょうか。人の気配がない時に、でしょうか。
ワイヤーロープや配管の通っている場所からは、陰になっていますし、どのみち下から巣に向かわなくてはなりません。ホバーリングできないカラスは、巣の見える側から上昇するしか手はないでしょう。
しかし最大の疑問は、まだ雛がいない巣にカラスがやって来て、枯れ草をきれいに取っていくでしょうか。
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ここまでツバメについて、何度か記してきましたが、もう一つどうしても触れたいことがあります。
次回に改めて――。