磯子高校の森

神奈川県立磯子高等学校にある小さな森を残していきたい。磯子高校の記念としても。

コシアカツバメの息抜き

コシアカツバメの二度目の子育てが始まり、無事に巣立つといいな、くらいの思いだったのですが、その後、自分の意識に変化が出てきます。様子見(観察)をできるだけ毎日行えたらと思い始めたのです。夕方、ピロティに行ってみるというだけのことなのですが、けっこう意識的に行わないと継続しません。こうした態度の養成も研修(笑)の一つと、少々心掛けるようにしたのです。個人的には8月は特に、多くの生きものに刺激を受けた月でした。ショックを受けることもいくつかありました。ツバメについては、後々まとめていく中で、触れていくことにします。

コシアカツバメに関する撮影記録が10日程、間が空いた8月16日、あることに気づきました。親鳥は、餌探し・餌捕りと巣での餌やりの往復に励んでいるとばかり思っていたのですが、途中、休憩するんですね。ピロティに張ってあるワイヤロープに止まっている親鳥を、目撃しました(写真1~3)。

f:id:akatsukaa:20171005000812j:plain (写真1)

f:id:akatsukaa:20171005001052j:plain (写真2)

f:id:akatsukaa:20171005001135j:plain (写真3)

二度目の「ツバメのおトイレ」設置

コシアカツバメが続きますが、しばらくコシアカツバメ中心にブログで触れたいと思います。ツバメについては、別途まとめていくつもりです。

8月3日、二度目の「ツバメのおトイレ」を設置しました。コシアカツバメとツバメの両方に、です。

巣の中を覗くのは大変だという気持ちが先行しているので、雛の個体数調べを行う心持ちにはなっていないのですが、落とされる糞については、写真を撮影しておくことで後々、振り返られるようにしています。ですので、今回も糞の写真で雛の成長を少し、追ってみます。

7月27日 糞が一つ程、増えています(写真1)。 f:id:akatsukaa:20170926121842j:plain (写真1)

7月30日 (写真2)。 f:id:akatsukaa:20170926122156j:plain (写真2)

7月31日 糞の量が増えてきました(写真3)。 f:id:akatsukaa:20170926122334j:plain (写真3)

8月3日 この日までに、さらに糞の量が増えてきました(写真4)。「ツバメのおトイレ」を設置することに。生徒に掃除を手伝ってもらって(写真5)から設置(写真6 手前がコシアカツバメ用。奥の方に小さく写っているのがツバメ用)。 f:id:akatsukaa:20170926122439j:plain (写真4) f:id:akatsukaa:20170926122622j:plain (写真5) f:id:akatsukaa:20170926122719j:plain (写真6 手前がコシアカツバメ用。奥の方に小さく写っているのはツバメ用)

そして、ピロティを飛ぶ姿を撮影しようと必死にレンズで追ってみたところ……。でも、自分としては写っていだだけでOKです。どこに写っているのかお探し願うのもありかなと思いましたが、黄色い矢印を入れました(写真7~10)。 f:id:akatsukaa:20170926122825j:plain (写真7) f:id:akatsukaa:20170926122949j:plain (写真8) f:id:akatsukaa:20170926123049j:plain (写真9) f:id:akatsukaa:20170926123140j:plain (写真10)

トイレの設置から約30分、物の落ちる音がピロティに響いたので、見上げると雛のお尻が(写真11)。 f:id:akatsukaa:20170926123226j:plain (写真11)

その時のしたばかりの糞です(写真12)。設置後、一つ目が落とされました。 f:id:akatsukaa:20170926123320j:plain (写真12)

生きものを「教材」にしないという教育の課題

7月26日に、コシアカツバメの巣の真下に、糞を確認(雛のものと推認)した後にも、観察は続きます。とはいっても、その場所に様子を見には行くものの感覚的であり、まだ行き当たりばったりである感じが否めません。観察したことをきちんと記録していく、ポイントを押さえるという態度が明確ではなく、気づいたことや気になったことを取り敢えず、メモを取ったり写真に撮っておこう、くらいのものです。7月は事務的な仕事の進捗(しんちょく)状況によって、気持ちに余裕がなかったりする時期でもあり(余談ですが、事務的って、辞書には感情を交えずに、とありますが、感情がかなり左右される事務仕事って多くありませんか?)、無理せずにちょこちょこ足を運べれば、と思っていたのです。いわゆる計画的ではないわけです。でも、生きものの様子は、直(じか)に目にするのがまぎれもない事実そのものなので(観察したことの考察や解釈は別ですが)、むしろ足を運ぶ回数が増えるほど、自分なりの新鮮な驚きや発見が重なり、一方で新たな疑問が湧き、継続的な様子見(観察)が必要で大切なことであると、改めて思うようになってきたのです。このことは、ツバメに限ったことではなく、生きもの全般について、個人的には今年になってから、さらに意識が変わってきたと思いますし、また自らの行動として変えてきたところでもあります。

そしてツバメに対していえば、以前ブログで触れた、「ツバメへの恩返し」に繋がるかな、と思っているのです。(細やかながら)

こうした取り組みを「趣味」だという人もいるでしょう。ここでいう「趣味」とは、仕事ではない、という意味の「趣味」です。現に、神奈川のある県立高校(磯子高校ではありませんよw)の管理職には、そのような発言をする人物がいます。

理科(生物)のことでいえば、「『興味・関心に応じて』とはどういうことなのか」、「季節に合わせた生きものを、どのように確保するのか」、「時と場所に応じ、そのときの授業形態は、どのようにできるのか」、「『科学的な態度』とは何か」、「『観察』するとは、実際に何をするのか」、「観察の記録や整理の仕方は?」、「観察によって分かって来たことと同時に、何が分からない点として浮かび上がって来たのか」、「先人達によって、今までにどのくらいのことが調べられていて、何が調べられていないのか」、「人にどのように伝えるのか」、「どうすればそのような自主的・主体的な(という言い方をしておきましょう)学びが育まれ深めていけるのか」、「生きものを支えている条件とは」、「生きものと人・社会との関わりとは」、「生息場所はどのように存続されるのか」、「生きものの個々の命が失われるということと、多くの生きものの生活場所となっている緑地等が開発により消失することで、無数ともいえる命が失われることに対してはどう考えるのか」、「自然保護・保全とは」、といったことなどを、対話(現場での、授業における、掲示物を介して等の)を通して、いろいろ身をもって示すことができるのです。外部から講師の方を招かなくとも、小物ながら、内発的な動機に基づき実践をし、自発的に取り組んでいる者が、一人はここにいるのです。

もちろん、ここではブログという表現手段を取っていて、「観察レポート」や「論文」とは体裁が異なります。しかし例えば、学術的な価値があり、「論文」に近づけようとする場合があったとしても、表面的には「趣味」だと言われるでしょう。もちろん、教員に認められている研修の一環として、示すことはできるのですけれど。

個人的に、教育論的な疑問を挙げてみます。教員に認められている研修としての可否に対してもいえるのですが、何でもかんでも、〈生きもの〉を「教材」とし、あるいは「教材化」することがよいことなのかどうか、があります。これは「教材」としての「生き物」を選別すればよい、という話ではありません。ここで言いたいのは、「教材」あるいは「教材化」しなくては、〈生きもの〉を授業で取り上げることができないのだろうか、ということです。

教員の日常の仕事(授業)や研修における成果を問われるとき、それは「教材」あるいは「教材化」から免れることがほぼできません。「成果とその課題」には、「教材」あるいは「教材化」が、関所のように構えているのが見えてしまうのです。説明責任のための、説明のための「生き物」というフィルターがかかってしまうのです。しかし、矛盾しているようですが、そのような見方から、少し距離を置いて〈生きもの〉を見、「教材」ではない、あるいは「教材化」されていない〈生きもの〉を学んでいくことができないか、それが大切ではないかと考えているのです。

お世話になっている方に、ある保育園の園長さんがいます。その方は〈緑〉の中での保育活動を大切にしていらっしゃって、ある時のお話の中で、「〈緑〉は教材ではない」と言われていました。その言葉に刺激を受けました。自分の思考回路はすぐに「教材化」できないか、どうやって授業展開するとよいだろうかと、半ば無意識に考えてしまいがちだったからです。「〈緑〉は教材ではない」、その感覚を何とか取り入れていけないだろうか、それが自分にとっての大きな課題なのです。

コシアカツバメ7月26日のこと(その2)

この日の餌捕りは、おもに体育館と東の森(磯子高校内にある東側の森)の間、その上空付近を中心に行われていました。

前回ブログの写真15の撮影に続けて、ピロティでの観察・撮影を1時間ほどしていました。その後、ピロティの東側に出て、空を仰いだのです。すると間もなく、ツバメの姿が視界を往き来し始めます。飛んでいるのは、コシアカツバメとツバメ、どちらもピロティで子育て中です。しかし、遠目にはなかなか見分けがつきません。飛んでいるツバメを、まともにレンズで追って(というより、振り回して)撮影しているため、ともかく、画像に収めることに専念しました。

ツバメが低く飛ぶと雨が降る、という観天望気があるくらいですから、飛んでいる虫を追いかけて捕まえているというより、虫のいそうなところを飛び、見つけたら捕まえるといった感じでしょうか。このとき、飛ぶ虫が見つかりそうな空間層みたいなものがあるのでしょうか。

ツバメたちの飛行エリアを見ていると、校舎・体育館と学校の東の森、その間に通路があり、通路に面して東の森側にログハウスとプールが並んでいます。体育館とプールの北側は、グラウンドです。校舎はロの字型になっており、中庭が憩いの場になっています。

今回見ていると、ツバメたちはその東側上空辺りを巡り、ときにほぼ体育館沿いに西に向かい、学校の西側の森の上空辺りに行っては、また東側へ戻って来る、その繰り返しでした。 森とプールの組み合わせは、良いセットになっていると思われます。

写真は最大にズームアップして撮りたいところですが、フレームアウトしないように安全を図って適宜、収めています。それをトリミングしています。ですが、写っているツバメの個体数を削ったりはしていません。

f:id:akatsukaa:20170831014055j:plain (写真1 グラウンド東寄り上空 )

f:id:akatsukaa:20170831014127j:plain (写真2 シルエットがいかにも“スワロー” のイメージ )

f:id:akatsukaa:20170831014157j:plain (写真3 グラウンド東寄りを北向きに飛行 )

f:id:akatsukaa:20170831014240j:plain (写真4 2羽。グラウンド東寄り上空を東から西の方角へ )

f:id:akatsukaa:20170831014320j:plain (写真5 3羽。コシアカツバメとツバメが混じっている? グラウンド東寄り上空を西から東の方角へ )

f:id:akatsukaa:20170831014352j:plain (写真6 つがいだろうか。グラウンド東寄り上空 )

f:id:akatsukaa:20170831014414j:plain (写真7 グラウンド東寄り上空を旋回中 )

f:id:akatsukaa:20170831014443j:plain (写真8 胸を張っている感じ )

f:id:akatsukaa:20170831014522j:plain (写真9 下降。校舎北東の角が写っている )

f:id:akatsukaa:20170831014603j:plain (写真10 西から東の森の上へ来た )

f:id:akatsukaa:20170831015218j:plain (写真11 校舎のある体育館南側を東から西へ① )

f:id:akatsukaa:20170831015310j:plain (写真12 校舎のある体育館南側を東から西へ② )

f:id:akatsukaa:20170831015351j:plain (写真13 校舎のある体育館南側を東から西へ③ )

北側の雲行きが怪しくなっています(写真14)。

f:id:akatsukaa:20170831015534j:plain (写真14 学校の北側を望む )

f:id:akatsukaa:20170831015619j:plain (写真15 下降したところ )

グラウンド北側のネット上部には、カラスが1羽止まっていました(写真16)。

f:id:akatsukaa:20170831015754j:plain (写真16)

体育館の北側にあるグラウンド上空を、西から東の方角にカラスが飛んで行きます(写真17)。

f:id:akatsukaa:20170831015840j:plain (写真17 カラス、グラウンド上空を西から東へ )

f:id:akatsukaa:20170831015932j:plain (写真18 プール 8月23日 )

ログハウスは、学食、授業、イベント等多目的に使われているありがたい建物です。

f:id:akatsukaa:20170831020314j:plain (写真19 ログハウス 8月23日 )

このあとも、ツバメたちの巣と餌場との往ったり来たりは、続いていました。

f:id:akatsukaa:20170902203206j:plain (写真20 餌やりに巣へ戻ったところ)

コシアカツバメ 7月26日のこと

この日、コシアカツバメの親鳥の動きは、ここまで何回か見てきたものとは違っていました。

自分がピロティに入って行ったからなのかは分かりませんが、親鳥はピロティ内を比較的ゆっくり旋回します。そして、ヒィッ、ヒュィッあるいはヒェッ、といったような声を出して飛びます。警戒しているのかな、そのようにも思えます。親鳥は、すぐには巣へ近づきません。近づいたと思うと、ホバリングをして巣に入らず、巣の前から離れるのです。今まではこちらが気を抜いていれば、あっという間に巣内に入ってしまっていたのが、今回はどうも違うのです。

ピロティに戻って来るのは南側あるいは東側から、出ていくのは東側へ、です。

巣の出入り口には近づくけれどすぐに離れる、雛には餌を与えられないくらいの距離があります。ピロティに見られるいくつかの柱の間を、二周ほど旋回したりしてから、また巣に寄ってきます。これはどうしたことでしょう。

自分が巣の方向にカメラを構え、ストロボ発光の準備ができ、シャッターを半押しして待ち構えたときの予備的な発光に、警戒しているのでしょうか。

この日は、コシアカツバメとツバメの両方を見ていて、どちらかと言えば、コシアカツバメのほうに、より関心が向き始めました。雛の糞の「落とし始め」とみなした点もありますが、この時間帯の巣周辺における親鳥の動きが、これまでと違った目立ち方を見せてくれていたからです。

正確な時間は測れていませんが、巣に近づきホバリングをし、いったんその場から離れ、ピロティの柱の間を周回してまた巣に近づき、ホバリングする。その行動を複数回、繰り返すのです。多い時には10回近く行いました(きちんと数えておけばよかった)。これは、部外者(観察している私のことです)の巣への関心を、逸らすというか散らそうとでもしているかのようです。しかし、親鳥が苛立ってこちらに向かってくるようなことはありません。ですが、ここのところ、ある程度聞き分けられるようになった親鳥の鳴き声、ヒィッ、ヒュィッ、ヒェッというような声を、親鳥が外から戻って来た時に発しながら、ピロティ内を比較的ゆっくり飛ぶのです。それは警戒音の一種なのかもしれません。巣に居る雛とのコミュニケーションの一部とは考えられます。

この日の撮影は、ストロボをかなり使用したということもあってか、親鳥は巣の中から出入り口の所で、様子見をしているのが分かりました。親鳥が巣の中から出入り口に影を見せた時、半押しするとオートフォーカスされ、ストロボが少々パチパチ発光する、そのためだろうと思われます。

ストロボを焚かずに待ち構えている間、巣の出入り口付近に親鳥のそれらしい影が見えてから、飛び出すまでの時間は心持ち、短く感じられます。シャッター半押しでのパチパチ発光が、親鳥の飛び出ていくのを躊躇わせている様子が窺えました。こちらが目を離した隙に、さっとこなすことからも、巣の外の様子見をしているのは間違いないのでは、と思われます。

さて、ここで上述してきたことを、写真で追ってみたいと思います。

次の15枚の写真は、一眼レフカメラの内蔵ストロボによる最短連続撮影です。トリミングはしていません。コシアカツバメが写っていない写真があるのは、シャッターを切った瞬間にはフレームアウトしているからです。画像データから見ると、1分間に7枚撮れています。1枚当たり約8.6秒として、約2分9秒間の記録というところでしょうか。

f:id:akatsukaa:20170819013743j:plain (写真1)

f:id:akatsukaa:20170819013951j:plain (写真2)

f:id:akatsukaa:20170819014151j:plain (写真3)

f:id:akatsukaa:20170819014425j:plain (写真4)

f:id:akatsukaa:20170819014649j:plain (写真5)

f:id:akatsukaa:20170819015139j:plain (写真6)

f:id:akatsukaa:20170819015326j:plain (写真7)

f:id:akatsukaa:20170819015414j:plain (写真8)

f:id:akatsukaa:20170819015528j:plain (写真9)

f:id:akatsukaa:20170819015745j:plain (写真10)

f:id:akatsukaa:20170819015504j:plain (写真11)

f:id:akatsukaa:20170819015731j:plain (写真12)

f:id:akatsukaa:20170819023419j:plain (写真13)

f:id:akatsukaa:20170819020347j:plain (写真14)

f:id:akatsukaa:20170819020356j:plain (写真15)

そして、この日のことは、もう少し続きます。

コシアカツバメ二度目の子育て

今シーズン使われるのが二度目のこの巣が、何年前に掛けられ、観察するようになる前、どのように使われてきたのかは残念ながら分かりません。

少なくとも、昨年中に子育てが見られたのは一度であり、それ以前については、子育てが年間に二度以上行われてきた年があったのかは把握していません(個人的には、そういうことに頭が働いていなかったり、関心が向いていなかったんです)。

今年は、二度目の子育てが見られるかもしれない、それが、自分が関わる中では初めてのことですので、だんだん興味が大きくなってきたのです。

一つのシーズンに子育てが何度行われるのか、それがどれくらいの頻度なのかは、調べ不足のため比較できませんが、それは少々おき、まずは自分なりの観察が続けられるかに重きを置いていきたいと思っています。

個体識別ができているわけではありませんから、今回、巣を利用しているコシアカツバメの素性は分からないのですが、6月19日頃にその同じ巣で巣立ちまでを終えたのと同じ番(つがい)なのか、別の番なのか、あるいは雌雄のどちらか1羽は同じでもう1羽は新しい顔なのか、それとも巣立った子どもの1羽が相手を見つけてやって来たのかなど、考えてみると、子育てを一旦終えたのと同じ番である可能性が高いのかなという気はします(あくまで、そんな気がするだけです)。

ですから、正確には、コシアカツバメによる同じ巣での今年二度目の子育てが行われる、ということでしょうか。

途中で巣から居なくなったりしないか、いつもちょっと、はらはらしています。写真1~3は、居ることを確認しているようなものですね。

f:id:akatsukaa:20170806141354j:plain (写真1 7月10日)

f:id:akatsukaa:20170806141550j:plain (写真2 7月11日)

f:id:akatsukaa:20170806141703j:plain (写真3 7月13日)

そして、ついに雛の糞と思われるものが確認できました。7月26日です。巣の真下のコンクリート床の部分です(写真4)。これで、二度目の子育てまで繋がりました。その日の親鳥の動きは、特に印象的でした(写真5)。それはそれで、別にまとめてみたいと思います。

f:id:akatsukaa:20170806141958j:plain (写真4 7月26日)

f:id:akatsukaa:20170806142121j:plain (写真5 7月26日)

ヤマユリ咲く

磯子高校の森に、ヤマユリが咲きました。現在、たった一株一輪です。

一週間前にはまだ蕾の状態で、花被(かひ)の色が分かりませんでした。それが花開き、ヤマユリの特徴を見せてくれたのです(写真1,2,3)。

f:id:akatsukaa:20170724025044j:plain (写真1)

f:id:akatsukaa:20170724025319j:plain (写真2)

f:id:akatsukaa:20170724025547j:plain (写真3)

これは自生でしょうか、あるいは学校ができる前の雑木林に、人が移植したのでしょうか 。 この辺の事情も何とか、今後手掛かりを見つけていきたいと思っています。

職場の同僚に、かつてヤマユリが咲いていた、ということを知っている人はいません。異動した人たちはどうでしょうか。学校ができて約40年、磯子高校の森に自生していたとしても、今回の場所はふつう、目に付かないでしょう。また、たいていの場合、花が咲く前に下草刈りが行われてきたとすれば、なおさらです。その他の場所にも、かつてヤマユリがあったとして、今はすでに絶えてしまったか、今もまだ地中に眠っているのかは分かりません。少なくとも、ある場所では今年、日光を林床に届きやすく剪定し、笹薮も昨年から何度となく鎌を入れてきた、そこでユリらしき草姿を見つけて、注目していたのです。

よく咲いてくれました。花が見られないと何ユリかがはっきりしません。途中、虫食いに遭いながらも持ち堪え、開花に漕ぎ着けてくれたのです。

花被が4枚しかありませんが、2枚はどうしたのでしょう。花被らしきものは周囲には落ちていませんでした。やはり開花に至るまでに見舞われた虫食いの影響かも知れません。 この一週間に、一度でも足を運んでいれば、もう少しはっきりしたことが言えたでしょうが、それがなかなかできないんですね、残念ながら。でも、そこを何とかして観察できるようにしたいと思います。

それでも、花被2枚が不足するこのヤマユリの開花は、磯子高校の森の価値をまた一つ、気づかせてくれたのです。

なお、ヤマユリは神奈川県の県花です。神奈川県のホームページから引用しておきます。

   掲載日:2016年7月13日

   県の花:やまゆり  1951年(昭和26年)1月23日制定

日本最初の県花として,公ぼ・制定された「ヤマユリ」。ヤマユリが夏ごとに神奈川県の山野にさきみだれるよう,ヤマユリを守り育て,自然を大切にしましょう。